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2010,11,09, Tuesday

文化と技術

投稿者 :株式会社遠藤工務店

 10/31(日)、国立劇場での文化庁芸術祭参加公演、中能島弘子箏曲演奏会
(中能島欣一(人間国宝)作品の夕べ)に行きました。
山勢松韻(人間国宝)師、今藤長龍朗師らの出演とともに、すばらしい実力者の方々の演奏でした。

    曲目は新潮(にいじお)
        三絃協奏曲
        斑鳩宮(いかるがのみや)   です。

箏というと,特殊な世界と思われる方もいらっしゃると思いますが、確かに家元制度という事や、
古典といったイメージが強いのですが、この三絃協奏曲のように、チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラ、フルート
との和洋楽器、混成スタイルの演奏もあるのですね。
箏一つでも、いろいろなパートがあり、三味線、尺八との合奏、曲目も童謡から現代曲の「千の風にのって」、
「冬のソナタ」、「涙そうそう」など演奏出来るんです。
世代を問わず、もっともっと親しんで楽しめる楽器と思います。


それにしても、箏としても日本の伝統文化伝承の消失の危機感を、誰もが感じているのではないでしょうか。
継承されていかないというのは、着物の世界の職人の技、工芸、日本建築の職人の技等、
素晴らしい技術なのにあまりにも評価されない為なのではないでしょうか。
もっともっと、日本の文化を誇りに思い、職人の技術というものを高く評価されるべきと思います。

技術を修得する為には心も、ともないます。感性のある人間、思いやりのある人間が育つと思います。

そんな世の中でであれば、些細な幸福をも、感じられるのではないでしょうか。





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